最初の一歩が大切!債務整理の基本は無料相談から
複数の金融業者から借金をしている多重債務者や、生活上いつも何らかの支払いを滞納してしまう人などは、債務整理をする事で借金に縛られない、自由な生活を送れるようになります。
債務整理と聞くと、弁護士費用が高いなどと、不安な事ばかり思い浮かべてしまうかもしれませんが、債務整理とは借金に困っている人を、法的に救済する制度なので、利用しない手はありません。
日本全国には、債務整理を専門に行う法律事務所が沢山存在し、借金や債務整理に関する、無料の相談窓口を設置しています。
納得のいくまで何度でも、借金に関する相談や債務整理の不安点などを、プロの弁護士に相談する事が出来るので、安心して利用する事が出来ます。
借金解決の第一歩として、まずは法律事務所へ相談をする事が大切です。
これで安心!何をすれば良いのかが分かる!債務整理の具体的な流れ
債務整理を行う事が決まったら、債務整理の具体的な流れを把握しておくと、後々のトラブルを回避する事が出来ます。
まず、債務整理の方法にはいくつか種類があり、自分の収入や資産状況、借り入れの状況などから、どの債務整理を行うか弁護士が判断します。
通常、債務整理を行うと、任意整理、個人再生、自己破産のどれかに当てはまる事が多いです。
もしも、これまでに完済した借金があり、一定の条件を満たせば過払い金請求の対象となる事があります。
債務整理の大まかな流れとして、
1.法律事務所へ無料相談をする→
2.法律事務所と債務整理契約を結ぶ(着手金が必要な事が多い)→
3.弁護士から債権者に、介入通知が発送される(この時点で、取り立てや督促がなくなる)→
4.弁護士が取引履歴をもとに、引き直し計算をして、正確な債務状況を知る→
5.債務整理の方法を決定する→
6.弁護士が債務整理を実行する
この1~6までの手順を、約6か月ほどかけて行う事が多く、債務整理実行後は返済計画に基づいて、借金の返済を行っていきます。
以上が債務整理の大まかな流れですが、無料相談の段階で収入や支払い能力がないと判断されると、最初から自己破産を勧められる事もあり、依頼者によって債務整理の流れは変化します。
以下、債務整理の個別の流れをみていきます。
返済計画を見直す、任意整理の流れ
任意整理は、誰でも行える債務整理ではありません。
例外はありますが、定期的な収入があり、提示された返済計画をもとに、3~5年で完済出来るだろうと判断された場合に、適用される事がほとんどです。
弁護士が任意整理を実行後、債権者と交渉し、月々の返済額や分割払いの期日などを取り決めて、和解を成立させます。
和解後は、債務者が和解契約書の取り決めに則って、残りの借金を期日までに返済していきます。
借金の減額が出来る、個人再生の流れ
個人再生が出来るかどうかは、法律で定められている基準に、当てはまらなければなりません。
債務整理において、個人再生する事が決まったら、
個人再生申立書やその他必要書類を、地方裁判所へ提出→
弁護士または債務者が、裁判官から面談を受ける→
履行テストや弁済許可などの、手続きが開始される→
手続き開始から、資産状況に変化がないか裁判所へ報告する→
返済計画などが記載された、再生計画案を裁判所に提出する→
提出した再生計画案が、裁判所によって認可決定と確定される→
個人再生の計画に基づいて返済を行っていく
個人再生の手続きは、地方裁判所によってスケジュールが変わってくるものです。
東京地裁では、個人再生の手続きが完了するまで、概ね6か月前後、大阪地裁では100日前後が目安となっています。
全ての借金が免除される、自己破産の流れ
経済的に破綻している債務者は、自己破産の選択肢しかない場合が、ほとんどです。
自己破産は、所有財産があるないで、手続きが異なります。
ここでは所有財産がない、同時廃止の流れをご紹介します。
自己破産をする為に必要な書類を、地方裁判所に提出する→
弁護士または債務者が、裁判官から面談を受ける→
破産手続きが開始される→
弁護士と債務者が、裁判官から面談を受ける→
裁判所から免責許可決定が通知される→
通知から約1か月後に、免責許可決定が確定される